ビジネスにも大事!『戦略』と『戦術』の意味の違いを解説

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軍事の文脈で用いられてきた『戦略』と『戦術』は広く用いられるようになって、ビジネスでも活用される用語となりました。この二つはどちらも戦争やビジネスを行う上で重要なものですが、その意味には違いがあります。

『戦略』

  • 意味:大局的な視野から戦争に勝つことを目的として立てる総合的かつ長期的な計画。
  • 使い方:あのベンチャー企業を買収するためには入念に考えた戦略が必要でしょう。

『戦略』は「大きな目標を達成するために総合的な考え方から立てる長期的な計画」を示しています。

軍事用語としては戦争そのものの勝利や、戦争の勝利の可否を分けるような重大かつ長期的な戦闘に関して、全体として持つ計画です。大局的に考えて資源をどのように動かしていく必要があるかと考えるのが基本となっていて、個々の現場での具体的な資源の動かし方はその考え方に基いて判断されるべきという方針になります。全体として向かうべき方策という位置づけをすることもできるでしょう。

ビジネスの文脈でもほぼ同じように考えることができます。企業として向かうべき方向性を定めて掲げた大目標に対して、将来的な展望も考えながら導き出した適切な事業の方向性を示す計画が『戦略』です。そして、それに基いて具体的な方法を考えて現場で運用していくことになります。

『戦術』

  • 意味:個々の戦闘における兵力や兵糧などの資源を使用する手段やその計画。
  • 使い方:この分野で新しい発見をするためには人海戦術が欠かせません。

『戦術』は「個々の目標に対して定められる具体的な手段や計画」を示します。

軍事で用いられる場合には想定されている個々の戦闘において、資源度どのように動かすかの具体的な計画を表すものです。誰がどのように行動し、どの資材をいつどこに動かすのかといったことを細かに定めることになります。

ビジネスで用いられる場合にも基本的には同じであり、目標を達成するために実施する具体的な手段とその計画を示す言葉です。大目標を達成するための長期的な計画としての『戦略』に対して、目下達成しなければならない中期目標や短期目標などに対して具体的に何を実施するのかを明確にしたものが『戦術』と言えるでしょう。

個々のケースに応じて考案されるものになるため、同じものを別のケースに適用できない場合もよくあります。その都度、目標に応じて適切なものを考案する必要があるのです。

『戦略』と『戦術』の使い分け例

『戦略』と『戦術』の違いは視野にあります。

「次の戦略を考えよう」というときには、ある『戦略』を持って事業を展開してきた結果として、成功や失敗につながり、一つの結末を迎えた状況にあることが示唆されるでしょう。そして、新たに企業としてどのような方向性で発展を遂げていくのかを議論しようという段階になったことを示しています。

これに対して、「次の戦術を考えよう」という場合は、ある問題に対して『戦術』を考えて実践してみたものの、目標を達成することができなかったという事実が裏にあるのです。そして、その問題を解決して目標を達成するために、新たに別の具体策を考案して対処を試みようとしているという意味になります。

一方、「彼は戦略を考えることはできても戦術を考えるのは苦手だ」という表現も可能です。この場合には彼の能力として、大局的な視野から企業の目的を達成するための方向性を考えるのは得意であっても、それを具体的に実現するために個々の手段を考えるのは苦手だということを指摘する表現になります。

まとめ

軍事からビジネスまで広く使われるようになった『戦略』と『戦術』の基本的な違いは考える視点と具体性です。大局的な視野から総合的な方針を考えてできた計画が『戦略』となり、個々の事象に対して適切な方法を考えてできた計画が『戦術』になると区別しましょう。

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