キノコの上の部分は?!『笠』と『傘』の意味の違いを解説!

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「キノコの上の膨らんだ部分ってなんて言うんだっけ?」「笠でしょ!? 傘かな!?」

知っているようで、改まって言われると戸惑う言葉ってありますよね。笠と傘、この2つの言葉もどう違うのか悩みます。その違いを解説します。

『笠』

言葉の意味としては、頭にかぶるタイプを指しています。使い方としては、『僧侶がかぶる網代笠』『笠に着る』などがあります。

スゲやカヤなどを編みこむことで出来た円形状の、日光や雨粒、雪などから身を守る物を言いました。使い方にあげた言葉でもそうですが、守ると言う意味合いから派生しているのが分かります。また作り方としては、薄く剥がされ編みこまれた物に漆などを塗り施すものもあれば、渋柿の汁を塗り込んだりするものもあり、雨粒や日光から守る工夫が加えられています。

似た意味の言葉としては、冠や帽子、頭巾、場合によってはヘルメットなども用途として含まれると言えそうです。何れにしても、頭上を何かで覆うことで外部から保護する意味合いだと言えます。

全国各地で行われている祭り事でもよく女性が頭にかぶって登場します。形や材質には違いが見られますが、アゴの下で紐を結ぶなど、共通性があります。戦国時代では、合戦時に鎧を着ていましたがその時に頭部を守る目的で被られていたようです。日本では江戸時代までは男女問わず使われていましたが、明治に時代が変わると帽子がだんだんとそれにかわって使われるようになり、街中でその姿を見かけることがなくなってきました。

このように、笠には頭部を守ると言う元来からの意味があり、守るべきものによって、その素材も変化してきました。相手の攻撃から身を守る意味では鉄製で作られていたりもしますが、日差しや雨、雪など空から降るものでは、薄く削ることで出来た板状のものを使って編みこまれたりしました。防水性を高めるために漆などが塗り込められました。

『傘』

言葉の意味としては、頭上に広げるタイプを言います。使い方としては、『コウモリ傘』『雨傘』などがあります。

手に持ち頭上に広げることで、陽射しや雨、雪などから身を守ります。素材としては、紙や藁、布など時代の移ろいに合わせて軽量で遮断性の高いものになりました。

また日本では和ガサや洋ガサなどと区別されていて、一般的には洋ガサが主流ですが、着物などを着ている時には和ガサの方が趣きがあります。日常的に使われることから、様々な工夫が施され、例えば折りたためるタイプだったり、台風などの強風でも壊れにくい骨組みの数が多いものなどがあります。最近では、日ガサをさす女性も増え、初夏から秋口ごろまで強い陽射しで日焼けや熱気から身を守る使い方も浸透してきました。

海外に目を向けてみると、イタリア語ではアンブレラと言い、影を意味する言葉が転じたとされています。フランス語では、オンブレルは日ガサをさし、雨ガサをパラプリュイと区別しています。英語では雨ガサをアンブレラ、日ガサをパラソルやサンシェイドと区別しています。何れにしても、世界各国でも頭上に広げることで空から降る雨や陽射しから身を守る目的で使われて来ました。

厳密に言えば、英語で言うパラソルのように、地面に突き刺して使うものは日本語で言う傘とは使用方法からすると区別が必要かも知れません。あくまでも手に持つことで頭上に広げることが出来て、雨や陽射しなどから身を守るものと考える方が自然です。様々な工夫を経てもなお、昔から使われていた道具が現代でも残っているのです。

まとめ

キノコの膨らみをカサと呼びますが、その時にどちらのカサを使うのでしょうか。

一般的には、手に持つよりも頭にかぶっていると見えるので、笠と言う漢字が使われていました。しかし最近になって、傘と表記することも増えて来て、どちらが正しくどちらが間違いということではなくなりました。

つまり、以前は笠を、そして傘も使われているというのが現状のようです。

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