アンテナが違う?『BS』と『CS』の意味の違いを詳しく解説

意味の違い

皆さんはテレビのリモコンの、「地デジ」の横に「bs」や「cs」と書かれているのを見たことはありますか?

また、見たことあるという方は具体的に「bs」と「cs」の違いや、アンテナがどうなっているのか知っていますか?

今回はそんな身近な疑問に答えます。

『BS』

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  • 意味:テレビ放送の種類の一種、「Broadcast Satellite」の略称
  • 使い方:BS放送

bsとは、上の意味にもありますが、「Broadcast Satellite」の略称で、日本語では放送衛星をいいます。

赤道の上空、約36,000kmにある静止衛星を使って電波の送受信をしています。1989年にNHKが放送を開始し、その後1991年には今もある「WOWOW」の有料放送が始まりました。

そして1994年にはハイビジョン放送が開始されました。bsにはアナログとデジタルの2種類ありますが、近年はすべてbsアナログとなっています。

受信には専用のアンテナがいりますが、NHKが見れている家庭はすでにアンテナがあるので新たに用意する必要はありません。

現在あるbsのチャンネルはNHK衛星放送、NHKデジタル衛星ハイビジョン、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、WOWOWチャンネル、スター・チャンネル・ハイビジョン、BS11デジタル、TwellV(トゥエルビ)などがあります。

『CS』

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  • 意味:テレビ放送の種類の一種、「Communication Satellite」の略
  • 使い方:CS放送

csとはスカイパーフェクト・コミュニケーションズが受託放送事業者として運営しており、150社を超える放送事業者が専門のチャンネルを公開してます。

先ほどのbsの14社と比べると圧倒的に番組数が多いのがわかると思います。

CSにはそれぞれの専門チャンネルがあり、朝から晩まで野球を放送しているチャンネル、サッカーを放送しているチャンネルもあれば、アニメ専門チャンネルなどもあります。

csを使用するには、bsと違いスカパー又はHDスカパーに加入して毎月お金を払う必要があります。ただ、稀に無料で見られるチャンネルもありますが、大半のチャンネルが有料だと思ってください。

cs放送を見るにはNHKなどのbsと同じパラポラアンテナまたは、bsデジタル、csデジタルが受信できるチューナーが付いているテレビやDVD/ブルーレイレコーダーが必要です。

BSとCS/アンテナ・番組・視聴料の違い

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先ほど書いたことと少し被ることもあるかもしれませんが、CSとBSの違いを書きます。

BSは地デジ放送と似ていて、音楽番組や映画、アニメ番組や、ニュース、スポーツといった番組を一つのチャンネルで放送するのに対し、CS放送は特定のジャンルごとにチャンネルが違います

例えば、アニメを朝から晩までずっとやっている番組もあれば、順番に映画を放映するだけの番組もあります。スポーツだけの番組もあるかも知れません。

ですので、BSは普段のテレビ感覚で見ることができます

CSは、アニメ好きや、自分の好きなジャンルが放映されている方向けの放送となっています。CSは専門的なチャンネルなので、放送料もかかり大体毎月2000円強ほど支払う必要があります。

アンテナはBSもCSも同じアンテナを使うことができます。NHKが見られる方はBSもCSも視聴可能なのでご安心ください。

まとめ

最後に、BSはいろいろな番組を同じチャンネルで順番に放送しているのに対してCSは専門的な事柄について延々と放送しているので、自分に合ったチャンネルがあったら検討してみるとよいでしょう。

CSは有料放送だと書きましたが、その理由はBSは民法テレビ局が運営しているので番組と番組の間に地上デジタル放送と同じようにCMが入りますがCSは有料の代わりにCM等は一切ありません。

その他CSにはWOWWOWとスカパーなど複数の種類の会社の放送を見ることができます。

スカパー有料放送ではさらにバラエティー番組などもやっているのでマニアの方にはスカパーが向いており、最新の映画や人気スポーツを見たい方、なるべく値段を安く広いジャンルを見たい方にはWOWOWの方が向いているでしょう。

放送内容等につきましては各自でオフィシャルサイトをご覧ください。

  • BS放送:無料放送で番組はあまりない。
  • CS放送:有料放送で、番組数は多め。専門チャンネルにわかれてる。