何が違う?『コンディショナー』と『トリートメント』の違い

意味の違い

シャンプーの後に使う方が多い「コンディショナー」と「トリートメント」。一見同じような印象がありますが二つは同じ役割なのでしょうか?

中身の違い?商品によって呼び方が違うだけ?気になる方も多いと思います。今回は二つの違いについて説明します。

『コンディショナー』

  • 意味:洗髪で髪を柔らかくする物質。
  • 使い方:シャンプーの泡を流した後に髪の毛に付け、流します。

「コンディショナー」はシャンプー後の髪の毛を柔らかくし髪のコンディションを良くする目的で開発されたものです。

リンスも髪の表面をカバーし、手触りを良くする効果があり二つは同じような効果がありますがコンディショナーは後から開発されたものなのでリンスよりも髪のコンディションを整える効果が高いです。

シャンプーだけではきしんでしまう事の多い髪をさらさらにし、しっとりさせてくれます。付けた後に髪に浸透させようとしばらく放置しておく方が多いようですが、どんなに長い間髪の表面に付けたまま放置しても髪の内部に浸透することはありません。ボトルの裏をご覧いただくとお分かりいただけるのですが、付けたまましばらく時間を置くという使い方は記載されていません。

また、頭皮に直接付けてしまうとフケやかゆみ、毛穴を塞ぐ原因になりますし雑菌も増えるため炎症をおこし抜け毛が増えてしまう事もあるのです。髪につける際は直接頭皮につかないように髪の半分から下に付けるなどして気を付けましょう。

コンディショナーは髪の表面を保護してくれるものなのでシャンプーの後は必ず使うようにすると良いです。シャンプー後軽く水気を取ってからつけましょう。髪をコートして水分を抱え込むので静電気防止にもなります。ただ洗い流す際にヌルヌル感を残したままにすると油分が残ってしまい乾かすときにサラサラにならなくなってしまうので、すすぎはしっかりすることをお勧めします。

『トリートメント』

  • 意味:手当て、治療、傷んだ髪の手入れ
  • 使い方:シャンプーの後、またはシャンプー、コンディショナーの後に髪に付けて流します。

「トリートメント」は髪の内部から修正、補修するものでヘアパックも同じ役割があります。

コンディショナーは髪の表面をコートする一方、トリートメントは髪の内部にまで浸透し効果を発揮します。傷んでタンパク質が溶けだしスカスカ状態になった部分を補修してくれるのです。

基本的には毎日の洗髪でシャンプーの後にコンディショナーで週に何度かはスペシャルケアとして使用したりします。その際コンディショナーも使用するのでしたらシャンプーの後にトリートメント、その次にコンディショナーという順番にしましょう。

さらに数分時間をおいたり、蒸しタオルを髪に巻き放置すると良いです。そうすることによって髪の内部に浸透した有効成分が表面からもコートされるので、より効果を高めます。効果を高めるためにもいくつか方法があります。

シャンプー後に水気を切るとより浸透しやすくなるのです。そしてつける際は痛みが普段傷みやすい毛先からたっぷり付けます、まんべんなく付くようにしてください。ただ直接頭皮に付けるとこちらもフケやかゆみ、抜け毛の原因になるので根元までつける必要はありません。痛みが激しい場合はスペシャルケアとしてだけでなく毎日のケアとして使用するのがおススメです。

また洗い流さないタイプもあるので髪の毛を乾かす前にタオルドライ後に洗い流さないタイプを付けてから乾かすと熱や摩擦によるダメージを減らすことができます。

まとめ

似ているようで全くちがう「コンディショナー」と「トリートメント」の違いをおわかりいただけたでしょうか?

髪の痛みがない場合はコンディショナーで十分ですが、傷んでいる場合はトリートメントで内部からケアすることがおススメです。