好きなアイドルや芸能人、インスタグラマーなどのさまざまな人の日常を知ることができ、身近に感じることができるのがSNSのいいところ。反対に、自分の情報を友達や家族などたくさんの人と情報を共有することができ、さまざまな活用方法があります。
そんなSNSで、大きな問題となっているのが「ネトスト」です。もしかしたら、あなたも無意識にやっているかもしれません…。
ネトストとは
ネトストとは、ソーシャルメディアなどを利用して、インターネット上でストーカーすることを意味します。特定の人物を同意なしに監視したり、住所を特定したり、執拗に追いかけたりと相手に嫌悪感や恐怖感を与えてしまう行為です。
SNSには位置情報やタグ付けなどたくさんの情報が溢れていることもあり、実際のストーカー行為よりもネトスト行為の方が簡単にできてしまい、多くの被害が報告されています。
ネトストの具体例
ネトストは今や社会問題となっており、たくさんの人が被害にあっています。
では、どんな行為がネトストになるのか解説していきましょう。
個人情報の特定
ネトストは、SNS等を通じて相手のことを把握します。そして、本名・年齢・住所・生年月日・出身地・学校・仕事場・交友関係などさまざまな個人情報を収集するんです。
悪質な場合だと、収集した個人情報をネットに晒されたり、住所特定により家にものが届いたり、家まできてしまうなどの物理的なストーカー行為を受けることもありとても危険です。
偽アカウントからメッセージを送る
自分の本アカがブロックされていると、ネトストは複数アカウントを作成して、偽アカウントからメッセージを送ってきます。また、本人とはわからないようになりすまして相手にしつこく接触してこようとします。
知らない人や怪しいアカウントからのメッセージには注意しましょう。
居場所を突き止める
前述でも述べたようにSNSにはたくさんの情報が溢れており、画像や投稿内容を基に相手の出没場所、行動パターンなどを把握することができます。そして、実際に相手を見に行ったり、尾行したり実際のストーカー行為を働いてしまうんです。
その結果、知らないうちに盗撮されていたなどの被害が出ています。
誹謗中傷などの書き込み
ネトストは、相手を執拗に追いかけるだけではなく、相手を攻撃する行為も含まれます。例えば、匿名掲示板に誹謗中傷や個人情報を書き込むなどして相手を苦しめようとします。また、脅迫または害悪の告知を受ける被害も多発しており、元交際相手など知り合いから昔の画像や秘密をばらすなどの脅迫もネトストに該当するんです。
まとめ
ネトストとは、悪質かつ深刻なサイバー犯罪の一種です。好きな人をただ単に監視することは問題ありませんが、相手に影響を与える行為は、立派な「ネトスト」になります。
無意識に好きな人の必要以上な個人情報を収集していませんか？
もし、相手に執着しているなと感じたら、一度その行為がネトストに当てはまらないか見直してみましょう。
一方、ネットの世界はだれでも情報を得ることができ、いつネトストの被害に合ってしまうかもしれません。SNSの使い方には気をつけて楽しみましょう！
