皆さんは絵の才能を活かした職業と聞かれ、どういったものを思い浮かべますか。一昔前まであれば、画家や漫画家、イラストレーターなどが真っ先に思い浮かびましたが、最近では絵師という言葉を聞くことが多いですね。では、絵師とはどういった職業なのでしょうか。
そこで今回は、絵師とイラストレーターの違いや、なるために必要なことを紹介します。
このページの目次
絵師とイラストレーターの違いは?
世界的評価を受けている日本の現代アーティストといえば、奈良美智さんの名前が挙げられます。現代アーティストであると同時にイラストレーターとしても活動しており、『Knife Behind Back』や『あおもり犬』が奈良美智 代表作と言われていますね。
2013年頃には、絵師とイラストレーターが混合されているということで議論が巻き起こっていました。特に、イラストレーターとして活動している人が絵師と呼ばれることに抵抗があるようですが、両者ではどういった違いがあるのでしょうか。
絵師はアマチュア~セミプロ
絵師とイラストレーターの違いとしては、前者はアマチュア~セミプロ、後者がプロであると考えられています。
そもそも、絵師は職業というよりも絵を描くことが得意で、完成した作品をXやpixivといったアニメ関連のSNS・プラットフォームに投稿していることが多いです。そのため、厳密には職業ではなく、趣味の延長線上というイメージが強いと言えるのではないでしょうか。
また、絵師はVtuber界隈との関係性が強く、「ママ」や「パパ」、「〇〇先生」と呼ばれていることが多いです。
イラストレーターはプロフェッショナルな職業
絵師とイラストレーターの違いは、アマチュア~セミプロかプロであるかと説明しました。そして、絵師が趣味の延長線上にあるのに対して、イラストレーターは完全なる職業で、所属している会社などから報酬を得ることができます。もちろん、イラストレーターだからといって必ずしも企業に属しているというわけではなく、フリーランスなどで活動している人も多いです。
上記で触れた両者が混合されているという議論は、イラストレーターはプロであるため巻き起こってしまっていたのではないでしょうか。
特徴
絵師とイラストレーターの違いとしては、絵の特徴が挙げられます。
絵師が描く絵はアニメや漫画、ゲーム、ボカロなどのキャラクターをモデルにしていることが多く、それを二次創作とすることも少なくありません。
一方で、イラストレーターが描く絵は、書籍や広告、Webmゲームのキャラクターデザインなどといったことに使われることが多く、商業的な側面が強いと言えます。そして、イラストレーターはクライアントの要望に沿って絵を描くことが多いのも特徴と言えるのではないでしょうか。
自由度
どちらも絵を描くという点では同じですが、絵師とイラストレーターの違いとして自由度が挙げられます。
絵師は自分の好きな画風や構図、テーマなどで絵を描くことができ、それをSNSや個人サイトに投稿することが可能です。しかし、イラストレーターはクライアントからの要望で絵を描くので、そこまで自由度は高くありません。また、イラストレーターは仕事であるので、クライアントが求めるクオリティに達していなければ、修正を指示されることもありますし、農機なども設けられています。
収入源
上記では絵師はセミプロと表現しましたが、トップクラスの人気と実力を兼ね備えている人であれば、安定的な収入を得ていることがあります。しかし、絵師とイラストレーターでは収入源が違います。
絵師の主な収入源としては同人誌やグッズ、ファンからの投げ銭、個人との依頼ということが多いです。一方で、イラストレーターの場合は企業や出版社と直接取引していることが多く、契約金や印税、ライセンス料などが主な収入源となっています。
競争力
絵師とイラストレーターの違いとしては、競争力の高さも挙げられるのではないでしょうか。
もちろん、絵師だからといって画力などが低いというわけではありません。しかし、絵師は自ら名乗ることができますが、イラストレーターの場合は企業に所属していたり、契約を結べていたりするときに初めてなることができます。
そして、イラストレーターとして採用される倍率はかなり厳しく、ポートフォリオを自作したり、エージェント経由で仕事を得なければなりません。
絵師とイラストレーターになるために必要なことは?
絵師とイラストレーターは、絵を描くことをメインとした職業・活動です。しかし、上記で触れたように絵師とイラストレーターでは違いがあり、求められていることも異なります。
絵を描くことを得意にしている人の中には、絵師やイラストレーターになることを目指している方も多いかと思いますが、どういったことが必要となるのでしょうか。
絵師の場合
絵師とイラストレーターでは求められていることが違うので、必要なことも当然異なってきます。
絵師として活動していくためには、大前提として一定以上の画力が必要です。画力が低いと注目を集めることが難しいですし、収益を得るのも容易ではありません。
そして、絵師はSNSなどをメインに活動していくので、コミュニケーション能力やマーケティング力、トレンドを察知する能力なども求められています。
また、他の人と差別化を図るためには、独自の画風・スタイルを確立していかなければなりません。
イラストレーターの場合
イラストレーターも絵師と同じように、オリジナリティや画力といったことが求められています。しかし、イラストレーターが相手にするのは企業などが多くなるので、一般的なビジネススキルが必要です。
また、期限を守ることも絶対ですが、フリーランスであるならば、見積もりや金額交渉、スケジュール調整、著作権・契約に関する知識なども求められます。そういった知識などを持っておくことで、適切な金額で仕事を受注することができ、損をすることが少ないです。
また、画力以外にも構成力やストーリーテリング能力も必要となります。
まとめ
今回は絵師とイラストレーターの違いや、なるために必要なことを紹介しました。
絵師とイラストレーターは違うものとして考えられていますが、両方を名乗っている人も少なくありません。また、イラストレーターの方が安定的に収入を得ることができますが、人気のある絵師の場合だと上回っていることがあると言われていますね。
そのため、自分のやりたいことにあった方を、選ぶと良いのではないでしょうか。







