私たちが普段見るドラマや映画には、俳優以外の人たちが出演していることがあります。アイドルだったり、歌手だったり…いろんな分野から、演技の世界に飛び込んでいる人がいますよね。その中でも”俳優顔負け”といわれるくらい活躍しているのが、お笑い芸人!堂々と主演を張るというよりは、主演俳優やヒロインを際立たせ、作品の世界観を丁寧に表現するバイプレーヤーのような立ち位置で、様々な作品を作り上げてきているんです。今日はその中でも、特に演技力に定評のある3名をご紹介していきます。代表作を見ると、意外とあなたも見たことのある作品かもしれません!
俳優なの!?演技が上手いお笑い芸人3選!
原田泰造(ネプチューン)
【代表作】
- ツレがうつになりまして。
- 魔法のリノベ
- 龍馬伝
愉快で温厚なイメージの強い、お笑いトリオ・ネプチューンの原田泰造さん。しかし、演技になると一変。うつ病を患う役からパワハラ上司まで、その幅は無限大なんです。これほどまでに柔和な人が、恐ろしいほどの威圧感を与える演技ができるというのは、もはやプロですね。
徳井義実(チュートリアル)
【代表作】
- いだてん〜東京オリムピック噺〜
- Nのために
吉本興業きってのイケメン芸人として、殿堂入りも果たしているチュートリアル徳井さんは、そのスラッとしたスタイルと整った顔立ちを生かした役どころが多いイメージ。俳優・小西真奈美さんと夫婦役を演じた『Nのために』では、小西さんを家庭に閉じ込めて支配するDV夫を熱演しましたね。普段は温厚で朗らかなイメージの強い徳井さんが見せる、恐ろしいほどに血走った目には背筋がゾクゾクしました。
角田晃広(東京03)
【代表作】
- 半沢直樹
- 大豆田とわ子と三人の元夫
- 怪物
第76回カンヌ国際映画祭でクィアパルム賞とコンペティション部門の脚本賞を受賞した映画『怪物』では、小学校の教頭を演じた角田さん。ハイテンションなコントで知られる、東京03のボケ担当です。コントでも時折アドリブを交えながら、ツッコミの飯塚さんが思わず吹き出してしまうという展開も、もはやお決まりですよね。そのアドリブ力に、間合いの取り方などはまさに天性のものだと、同作の是枝監督も大絶賛していましたよ。
まとめ
俳優顔負けの演技力を見せる、お笑い芸人を3名ピックアップしてみました。お笑い芸人と演技は一見、かけ離れているように見えますが、いかに自然な会話に見せるかが問われる漫才やコントと、作品の世界観を表現する演技という仕事には、共通点があったのですね。お笑い芸人という職業を生かし、その振り幅を演技にまで広げているマルチな3人。今後も様々な作品で、その存在感を見せつけてくれることでしょう!