ウェブ解析士協会が発表した2023年7~9月期の「SNS流行語ランキング」で、「ひき肉です」が第3位に輝き、年末の風物詩である「2023ユーキャン新語・流行語大賞」でも、ノミネート30語の1つに選ばれるなど、ネットの世界を飛び出した一大トレンドとなりました。
「#ひき肉です」とハッシュタグを付けてTikTokに投稿された動画の合計視聴回数は、5億回以上を記録しています。
そこで今回は「ひき肉です」のブームを生んだちょんまげ小僧がなぜ人気になったのか、調査、まとめていきます!
このページの目次
そもそも「ひき肉です」とは
「ひき肉です」は、中学生6人組のYouTuber「ちょんまげ小僧」のメンバーである“ひき肉”のあいさつ・自己紹介フレーズです。妙にクセになる声とイントネーション、勢いのよさ、頭を下げて両手を大きく広げるポーズなどが注目を集め、SNSでこのフレーズを使った投稿がブームとなりました。
「ひき肉です」がバズったのはなぜ?
なぜ「ひき肉です」がここまでの流行を巻き起こした最大の理由はTikTokやXへのオマージュ投稿でしょう。なかでも、2023年8月中旬に「ひき肉です」をサンプリングした音MADである「ひき肉が覚醒したときに流れるやつ」が投稿されたことで、この音MADに合わせて踊る動画が数多く投稿されるようになり、「ひき肉ダンス」と呼ばれているダンスが確立されていきました。
芸能人やスポーツ選手を介して流行はさらに拡散
「ひき肉です」の流行はSNSだけでなく、芸能界、スポーツ界にも波及していきました。
あのちゃんは、ラジオで「ひき肉です」を連発、TikTokにも「ひき肉ダンス」を投稿しています。さらにバレーボール日本代表の高橋藍選手は、男子W杯セルビア戦後のインタビューで「ひき肉で──す」と絶叫してXでトレンド入りするなど、「ひき肉です」が一人歩きして知名度を広めていくこととなりました。
ちょんまげ小僧とは?
ここまで「ひき肉です」がなぜバズったのかを解説してきましたが、そもそも『ちょんまげ小僧』とはなにか、について解説しておきます。
ちょんまげ小僧は
- ちょんまげ小僧
- ナマズ
- パンダ
- イソ・ギンチャク
- 右足
- ひき肉
からなる6人組YouTuberグループです。
メンバー全員が中学生という、超次世代クリエイターだと言われています。
チャンネル開設は2022年12月と、ようやく活動開始から1年が経過したところですが、2023年8月21日にチャンネル登録者数100万人を突破。2024年1月10日時点で登録者数153万人、総再生回数3.7億回を記録しています。
大人顔負けの動画を作る中学生グループ
現役中学生たちが作る動画はいったいどのようなものなのでしょうか。
チャンネルに投稿される動画の内容は、”激ムズひっかけクイズ”や検証動画などで、企画を徹底的に練り、作りこまれた企画というよりも、中学生である彼らの “素の姿”を写しているものばかりです。
登録者数画像化した背景には挨拶!?
メンバー全員のギャグセンスが異様に高く、このギャグセンスを用いたあいさつに、一部では「ちょんまげ小僧は挨拶で伸びた」という声も上がったこともありました。
そんななかで、彼らはその声を逆手にとった『あいさつ耐久動画』を投稿するなど、柔軟に視聴者が求めている動画を投稿する臨機応変さ、対応力の高さを見せてくれています。
企画の面白さだけではない”素の姿”が魅力
どの動画も彼らと同世代の視聴者をはじめ、幅広い視聴者が腹を抱えて見ることのできる動画ばかりですが、地元の友人たちで結成されている“わちゃわちゃ感”も、彼らの特徴のひとつであり、最大の魅力と言えます。
この雰囲気は初期のフィッシャーズを彷彿とさせるものがあり、長年のYouTubeの視聴者は懐かしさを感じる雰囲気があります。
親の都合で活動休止?
2024年1月18日にちょんまげ小僧について、内紛の報道がなされました。
というのも、ちょんまげ小僧のある親が収益の分配について「単純に6等分はおかしいのではないか」という旨の発言をし、役割ごとに収益分配をするべきだとしたそうです。
本人たちは自分たちがやりたいことをしっかりとやっているだけなのに、親のせいでとやかく言われるのはとてもかわいそうですよね。
最後に
今回は「ひき肉です」がバズり、自身のYouTubeチャンネルも注目を集めたちょんまげ小僧について紹介してきました。
男子学生がSNSでバズったといえば、しょーきちくんのようなイケメンが気の利いたことを言う、と言うのが一般的かもしれません。一方でちょんまげ小僧はその動画の面白さ、真似のしやすさで人気になったようです。
今後も老若男女が楽しめる動画をアップして出てもらいたいですよね!