メールで使う時は要注意!『当社』と『弊社』の意味の違いと使い分け例

メールで使う時は要注意!『当社』と『弊社』の意味の違いと使い分け例 雑学系

社会人になると、自分や相手の会社のことを表現する言葉に出会いますが「当社」と「弊社」の正しい使い方をご存知でしょうか?日々の仕事の中で、なんとなく使用している方もいるようですね。

そこで今回は「当社と弊社の使い分け例や意味の違いは?」や、Webサイトや会話での使い分けについて調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。

当社と弊社の使い分け例や意味の違いは?

当社と弊社の使い分け例や、意味の違いを確認しておきましょう。知識を得ることにより、日々の仕事に役立てることが可能です。当社と弊社の「使い分け例」や「意味の違い」について紹介します。

当社と弊社の使い分け例

当社と弊社を使い分ける方法を知っていますか?使い分け例を参考にすることで、日々の仕事を進めやすくなります。メールで使う「当社」や「弊社」の使い分け例を1つずつ見ていきましょう。

当社をメールで使う

当社をメールで使うことは使い分け例の1つであり、社内向けの例文は以下のとおりです。

  • 当社の今季の目標を達成すべく、皆で一致団結しましょう。
  • 当社では来年度からフレックスタイム制を導入します。

社内で報告や伝達をする際に使う表現が当社であり、へりくだる必要はありません。

社外向けの例文は、以下のとおりです。

  • 内容を精査いたしましたが、当社としては到底受け入れられるものではございません。
  • 当社の方針としましては、引き続き〇〇していく所存です。

相手が取引先や顧客などで、へりくだる必要がない場合は当社を使用します。

弊社をメールで使う

使い分け例の1つは弊社をメールで使うことであり、取引先や顧客などへのメールを送信する場合は、自社を弊社と表現します。社外に向けたメールを送る場合は弊社を使用し、以下の例文を参考にしてください。

  • 明日、弊社の担当者がお伺いいたします。
  • 弊社一同、大変感謝しております。
  • 弊社は今年〇周年を迎えます。

取引先や顧客などには自社をへりくだって表現することが大切であり、「感謝を述べる」

「取引状況の確認」「謝罪する」などの場面では、必ず弊社を使用しましょう。

当社と弊社の意味の違い

当社と弊社の意味の違いについて気になりませんか?両者とも自分が勤務する会社を表現する言葉です。当社と弊社の意味の違いを、1つずつ確認しましょう。

当社は丁寧語

当社は丁寧語に分類され、主に社内で使用される表現です。当社が使用されるシーンは、以下の場面を参考にしてください。

  • 社内の会議やプレゼンで自社のことを説明するとき
  • 社外で他者と比較される場合に自社を強くアピールするとき
  • 当社の製品は〇〇が優れていると表現するとき
  • クレーム対応や金額交渉をするとき

相手と同じ立場に立った方が良い場合にも「当社」が使用されます。

弊社は謙譲語

弊社は謙譲語であり、社外の取引先や顧客に対して自社をへりくだる表現です。弊社を使用することにより、相手が上である印象を与えられます。取引先や顧客などに対しては、基本的に「弊社」を使うことを覚えておきましょう。

弊社は社外に向けて使用する表現であり、社内で使われることはないことを認識する必要があります。

Webサイトや会話での使い分け

Webサイトや会話での「当社」や「弊社」の使い分けは、以下のとおりです。

  • 自社の理念や業績などを一方的に発信する場合は「当社」
  • 顧客に対するメッセージの中では「弊社」を使うのが基本

書き言葉だけではなく会話に関しても、当社と弊社の使い分けは同じであり、自社と相手の立場の違いにより使い分ける必要があります。

まとめ

今回の記事では「当社と弊社の使い分け例や意味の違いは?」を中心に、Webサイトや会話での使い分けについてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?当社と弊社の意味に違いがあることに驚きましたが、シーンや相手の立場を考慮して上手く使用したいですね。使い分けの知識を深め、ビジネスシーンで役立てましょう!