「音読みと訓読みの意味の違いが分からない…」「子供に音読みと訓読みの見分け方を教えたい…」そんな時には以下の5つの法則を知っておくと、ある程度『音読み』と『訓読み』を判別することができます。
- 送り仮名がつく時は訓読み
- 3文字以上は訓読み
- 「ん」を含むものは音読み
- 読んだだけで意味が通じる場合は訓読み
- カタカナは音読み、ひらがなは訓読み
『音読み』と『訓読み』を見分ける時の参考にどうぞ。
送り仮名がつく時は訓読み
そもそも漢字は中国から伝わってきましたが…中国から伝来された通りに読むのが『音読み』、日本の読み方をあてはめたものが『訓読み』です。よって、「送る(おくる)」などのように、漢字に送り仮名がつく場合は『訓読み』となります。
ただし、「愛する(アイする)」や「訳す(ヤクす)」などのように、送り仮名の部分がサ行変格活用(す・する等)の場合は例外的に送り仮名があっても『音読み』となります。
3文字以上は訓読み
「形(かたち)」や「椿(つばき)」など、漢字の読みが3文字以上になる場合は『訓読み』となります。一目で見分けることができるので、覚えておくと良いでしょう。
「ん」を含むものは音読み
「本(ホン)」や「麺(メン)」などのように、漢字の読みに「ん」を含むものは『音読み』となります。こちらも一発で判別できる方法となります。
読んだだけで意味が通じる場合は訓読み
「山(やま)」や「川(かわ)」や「海(うみ)」など、読んだだけで意味が通じる場合は大体が『訓読み』になります。
逆に、「山(サン)」「川(セン)」「海(カイ)」では、読んだだけでは意味が通じないため『音読み』となります。ただし、これには例外もあるため注意が必要です。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み
漢和辞典では『音読み』の場合はカタカナで、『訓読み』の場合はひらがなで記載されています。どうしても分からない漢字が出てきた場合、漢和辞典の表記を確認することで『訓読み』と『音読み』を判別することができます。
『まとめ』
以上今回は、『音読み』『訓読み』の意味の違いと使い分けについて解説しました。
- 送り仮名がつく時は訓読み
- 3文字以上は訓読み
- 「ん」を含むものは音読み
- 読んだだけで意味が通じる場合は訓読み
- カタカナは音読み、ひらがなは訓読み
『音読み』と『訓読み』を見分ける方法はこの限りではなく多岐にわたります。一番安心で確実な方法は漢和辞典を引くことですが、毎回調べるとなるとかなり骨の折れる作業となります。
そんな時は上記の法則を覚えて見分けるようにしましょう。子供には「漢和辞典のカタカナが音読み、ひらがなが訓読みだよ」とシンプルに教えてあげると良いでしょう。