正しく使えてる?『保証』『保障』『補償』意味の違いや使い分け例も紹介

正しく使えてる?『保証』『保障』『補償』意味の違いや使い分け例も紹介 雑学系

さまざまな保険商品の案内を見ていると、「ほしょう」という言葉がでてきますが、正しく意味を理解していますか?漢字での表現は『保証』 『保障』 『補償』となり、正しく使えている人は少数かもしれませんね。

そこで今回は、『保証』 『保障』 『補償』意味の違いや、使い分けについて調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。

『保証』 『保障』 『補償』意味の違いは?

「ほしょう」の意味の違いを知りたくないですか?それぞれが持っている、言葉の意味について探ってみましょう。『保証』 『保障』 『補償』意味の違いを紹介します。

保証

保証の意味は「間違いなく大丈夫だ」「確かだ」と請け負うことです。家電を購入した際に受け取る保証書は、「大丈夫な証」を意味するときに使われます。

また、保険分野で「保証」が使用されるのは年金関連の商品であり、内容は以下のとおりです。

  • 保証期間付終身年金
  • 最低保証年金

被保険者の生死に関係なく、保証期間中に年金受け取りが可能な商品に使われます。

保障

保障は、「不安や危害がないように責任を持って請け合う」「ある状態が一定条件のもとで損なわれないように保護する」などを意味する言葉です。保険の分野で「保障」が使用される商品は、以下を参考にしてください。

  • 死亡保険
  • 定期保険
  • 医療保険
  • がん保険
  • 介護保険

生命保険会社が取り扱う商品の中には「保障」の文字がよく使用されます。

補償

補償の意味は補い・償うなどです。保険の分野では、他の人に与えた損害をお金で補う場合に補償の文字を使います。保険商品で「補償」の文字が使用されるのは、以下のとおりです。

  • 自動車保険
  • バイク保険
  • 火災保険
  • 地震保険
  • 旅行保険

損害保険で「補償」の文字が使用されますが、傷害保険・医療保険などにも使われる場合があります。

『保証』 『保障』 『補償』の使い分けを紹介

『保証』 『保障』 『補償』の使い分けは、以下のとおりです。

  • 保証の使い分け
  • 保障の使い分け
  • 補償の使い分け

それぞれの「ほしょう」について、使い分けを紹介するので1つずつ見ていきましょう。

保証の使い分け

保証の使い分けとして「保証金」と「保証人」が挙げられます。保証金は将来の行為について責任を保証するために支払うお金のことです。例を挙げると、不動産の賃貸契約を結ぶ際は将来の家賃滞納に備えます。契約時に借主から大家に対して支払うお金が「保証金」です。

「保証人」は債務者が金融機関から借りたお金を返済しない場合、代わりに返す約束をした人を示します。

保証の文字は「大丈夫な証」を意味するときに使うため、覚えておいてください。

保障の使い分け

保障の使い分け例は「社会保障」です。日本の社会保障は、以下を参考にしましょう。

  • 医療
  • 年金
  • 雇用
  • 児童手当
  • 公的扶助
  • 社会福祉

国がすべての国民に、最低限度の生活ができるようにする政策のことを「社会保障」と呼んでいます。

「安全保障」は社会的人間集団が、自分たちの命・財産などの安全を守る保障。国際政治上では他の国からの攻撃を防いで排除することです。「社会保障」と「安全保障」には保障の文字が使われることを認識しましょう。

補償の使い分け

補償の使い分け例は「補償内容」であり、自動車保険の損害保険におけるプランが挙げられます。その他で補償の文字が使用されるものは、以下を参考にしてみてください。

  • 免責補償
  • 補償金
  • 休業損害補償
  • 損害補償
  • 損失補償
  • 水災補償
  • 休業補償

補償は補い・償うの意味を持っているため、意味を理解して上手く使い分けることが大切です。

まとめ

今回の記事では、『保証』 『保障』 『補償』意味の違いを中心に、使い分けについてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

同じ「ほしょう」でも漢字が異なることで意味が変化することに驚きましたが、それぞれ使い分けられているようですね。3つの「ほしょう」の意味を理解して、日常生活に役立てましょう!