半世紀以上の歴史があるNHKの連続テレビ小説(通称 朝ドラ)の2023年後期の作品は、戦後の歌手で「ブギの女王」と言われた「笠置シヅ子」さんをモデルにしたドラマ『ブギウギ』です。ヒロインには、2,471人の応募の中からオーディションを勝ち抜き、女優の「趣里」さんが選ばれました。
この記事では、新朝ドラヒロインに抜擢された「趣里」さんについて調べてみました。
「趣里」プロフィールと生い立ち
- 本名:水谷趣里(みずたに しゅり)
- 生年月日:1990年9月21日
- 年齢:32歳(2022年11月現在)
- 身長:158㎝
- 血液型:O型
- 家族:父(水谷豊)、母(伊藤蘭)
俳優の水谷豊さんと女優の伊藤蘭さんの一人娘として誕生した趣里さん。2世としてのデビューは一見華やかで順調のように思われますが、それなりにプレッシャーの様なものもあったのではないでしょうか。
実は趣里さん、女優になる前はバレリーナを目指していていたそうです。4歳からクラシックバレエを始めて、15歳から本場イギリスに留学しましたが、その留学先でアキレス腱断裂と足首の剥離骨折という災難に見舞われ、幼い頃からの夢が経たれてしまいました。
努力の人「趣里」が女優になるまで
幼い頃からの夢が断たれ、絶望のどん底にいた頃の趣里さんがに出会ったのが、俳優の塩屋俊さんが主宰を務める俳優育成所「アクターズクリニック」でした。
そこで演技の面白さに目覚め、表現者として女優という道に進む決心をしたそうです。ただし女優の道に進むことで、どうしてもついて回る「2世」という肩書。このことでの苦労や乗り越えなければいけない壁を、恩師の塩屋さんが“大丈夫だから頑張れ、女優を続けていけ”と背中を押してくれたことで、女優の道を貫く決心が着いたそうです。
女優としてデビューした後も、「アクターズクリニック」やアメリカの演技学校「ステラ・アドラースタジオ・オブ・アクティング」の短期ワークショップで演技レッスンを続けていたそうです。地道な努力を重ねてきたからこそ、オーディションに勝ち抜くことができたのではないでしょうか。残念ながら恩師である塩屋さんは亡くなられてしまいましたが、趣里さんの朝ドラ主演を天国から喜んでいらっしゃるかもしれませんね。
「趣里」の女優としての経歴
2011年(21歳)
「3年B組金八先生ファイナル『最後に贈る言葉』4時間SP」でオーディションに合格し、女優デビュー
2012年(22歳)
大学4年で女優の道に進むため、大学を中退
2014年(24歳)
劇団オーストラ・マコンドーに加入
2015年(25歳)
トップコートに所属
2016年(26歳)
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演
2017年(26歳)
4月期ドラマ「リバース」での狂気的な妻の役が話題になる
深夜ドラマ「過ちスクランブル」で連続ドラマ初主演
2018年(27歳)
日曜劇場「ブラックペアン」での看護師役が反響を呼ぶ
「ブラックペアン」で第12回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞
映画「生きてるだけで、愛。」で主演
2019年(28歳)
「生きてるだけで、愛。」で第33回高崎映画祭 最優秀主演女優賞を受賞
「生きてるだけで、愛。」で第42回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞
「生きてるだけで、愛。」でおおさかシネマフェスティバル 主演女優賞を受賞
2022年(32歳)
2023年度後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」にて笠置シヅ子さんをモデルにしたヒロイン花田鈴子に抜擢
まとめ
この記事では、2023年後期の朝ドラヒロイン役に決定した女優「趣里」さんのプロフィール、経歴についてまとめてみました。
大きな挫折を乗り越えて、自分が生きる道を見つけそれを極めてきた趣里さん。趣里さんについて調べていく中で、彼女の生き方からとても勇気をもらえた様な気がします。2世に甘んじることなく、むしろそれを乗り越えるように努力し続けてきた彼女がみせる演技にこれからも心奪われていきそうです!