実は同じこと?!『アカデミー賞』と『オスカー』の違い

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洋画好きの方であれば、アカデミー賞をよく御存じのことでしょう。そして、オスカーという言葉もよく耳にするのではないでしょうか。そして、この2つの言葉はよく同じ文脈で出てきます。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

『アカデミー賞』

  • 意味:アメリカ映画芸術科学アカデミーが年一回、映画作品・俳優などに与える映画賞
  • 使い方:アカデミー賞を受賞。

アカデミー賞は、1927年に設立された映画賞で、主にアメリカ映画を対象にして、優秀な映画作品や俳優・監督などに与える賞のことです。

賞を選定するのは、アメリカ映画芸術科学アカデミーという組織で、年1回の表彰となっています。

映画賞としては、カンヌ国際映画祭・ベルリン国際映画祭・ベネチア国際映画祭という「世界三大映画祭」における表彰も有名ですが、アカデミー賞はこれらの映画賞よりも歴史が旧く、知名度もはるかに高いステータスのある賞となっています。(英語では、Academy Awardと呼ばれています。)この映画賞は、授賞式や受賞スピーチ自体が非常に注目される催し物となっています。

最近の報道では、この賞を受賞する男優(Actor)や女優(Actress)が白人に偏り過ぎているという批判が、特に黒人の人達から起こっており、アメリカ映画芸術科学アカデミーに対する改革が進められようとしています。

つまり、アメリカ映画芸術科学アカデミーの会員メンバーが白人ばかりとなっているので、この賞の候補者(Nominee)や受賞者(Award Winner)が白人ばかりになってしまうという訳です。これに対して、男優(Actor)や女優(Actress)の候補者や受賞者が白人となってしまうのは、審査員の人種構成や嗜好によるものではなく、映画における主役級の人物が白人であったほうが、映画の興行収入が上がるからだという意見もあります。

『オスカー』

  • 意味:アカデミー賞で授与される彫像
  • 使い方:オスカーを獲得。

オスカー(Oscar)は、もともとはアカデミー賞で授与される彫像のを指していました。そこから転じて、今ではアカデミー賞と同義で使われるようになっている言葉です。

それでは、なぜこの彫像はOscarと呼ばれているのでしょうか。アカデミー賞の発足当時に、Oscarという名前の人がいたのだろうと推測されるかもしれませんが、どうもそういう事実はないようです。はっきりとした理由は、今でも判っていないのですが、一説には、当時のアカデミー賞事務局の局員がこの彫像を見て「Oscarおじさんにそっくりだ」と言ったのが由来だということです。

このようにOscarの由来をみてきますと、Oscarを受賞するという表現は正しくなく、Oscarを獲得するという表現のほうが正しいというように考えられます。しかし、実際には、アカデミー賞とOscarは今ではほとんど同じ文脈で使われるようになっていると言えるでしょう。

例えば、もともとの英語における言葉の使われ方をみてみますと、「And, the Oscar goes to」などという表現が授賞式では頻繁に使われていますし、「Who’s going home with Oscar」などという表現もよく耳にします。前者の英語表現においては、Oscarの彫像は誰のもとに行くのかということをアカデミー賞の栄冠は誰のものにという意味にかけていますし、後者の英語表現においては、Oscarの彫像は家に持って帰るのは誰かということをアカデミー賞を獲得するのは誰かという意味にかけています。

まとめ

以上今回は、「アカデミー賞」と「オスカー」の意味の違いと使い分けについて解説しました。

  • アカデミー賞:アメリカ映画芸術科学アカデミーが年一回、映画作品・俳優などに与える映画賞。
  • オスカー:アカデミー賞で授与される彫像。

これを機会に、「アカデミー賞」と「オスカー」の意味の違いを理解して正しく使い分けてみてください。

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