区別できる?『祝日』と『祭日』の意味の違いと使い分け例

現代では毎週土日は休日ですが、それ以外にある休日のことは祝祭日と表されてしまうことが多くなっています。厳密に言えば『祝日』と『祭日』は別物です。本当の意味の違いを知らないと間違って使ってしまうリスクがある言葉なので注意しましょう。

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『祝日』

  • 意味 :国にとって歴史的な出来事などに由来して法律的に定められた記念日
  • 使い方:祝日だから明日は仕事が休みです。

『祝日』は休日として知られるものであり、「法律によって定められた国にとっての記念日」を示しています。

国の歴史を考えると様々な出来事があり、それによって今の国が作り上げられてきているのは確かでしょう。また、そのために歴史的に功績を挙げてきた人もいます。そのような出来事や人物を称えるために、土日以外にも休日としているのです。

建国記念日や憲法記念日のように国の基本となる日本国憲法の制定や施行に関わるものや、天皇誕生日のように日本の象徴とされる天皇に関わるものもあります。

成人の日、敬老の日、体育の日のように特定の日にちであることに意味があるわけではないものについてはハッピーマンデー制度によって日付が動くようにもなりました。しかし、いずれの場合にも何かのいわれがあって法律上で祝日として定められているのが特徴です。

山の日が新たに追加されたように今後も増えていく可能性があるでしょう。

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『祭日』

  • 意味 :宗教上の重要な祭祀を行う日
  • 使い方:明日は祭日だから天皇陛下はお忙しい。

『祭日』は「神道などの宗教上、祭祀を行う日」です。

日本の場合には主に神道が該当しますが、世界的に見ればキリスト教などの各宗教にも同様に祭祀を行う日が定められています。

1月3日の元始祭に始まり、紀元節祭や新嘗祭などいくつかの日が定められており、その度に皇室の方々を中心として際しが実施されているのです。

祝祭日としてひとまとめにされてしまいやすいのは、このうちのいくつかが祝日にされているからでしょう。建国記念日は紀元節祭、勤労感謝の日は新嘗祭に該当しています。

また、春分の日、秋分の日もそれぞれ春季皇霊祭、秋季皇霊祭になっているため、ひとまとめにして考えてしまっている場合があるのです。

しかし、休日かどうかという考え方については問題があります。大半については休日となっていないのが実情だからです。ほとんどの文脈では祝日のことだけを指しているので、この言葉を使用するときには十分に注意しましょう。

『祝日』と『祭日』の使い分け例

『祝日』と『祭日』は重なっている日こそあるものの、定義の上でも実際の日にちにも大差があります。使い分けをする上では置き換え可能なことはほとんどないと覚えておくと良いでしょう。

「明日は祝日だから休みだ」というのは問題ありませんが、「明日は祭日だから休みだ」という場合には建国記念日や春分の日などの限られた日にしか該当しません。

また、「祝祭日」を『祝日』と『祭日』を合わせたものとして考えると、「年中無休、ただし祝祭日を除く」というのは正しくは「年中無休、ただし祝日を除く」というのが正しいでしょう。休日になっていない祭日も営業しないということはほとんどないからです。

祭祀のことを考える際には「今日は祭日だからテレビで天皇陛下のご様子を拝見しよう」というのは合理的ですが、「今日は祝日だからテレビで天皇陛下のご様子を拝見しよう」というのは適切ではありません。祝日なら必ずしも祭祀を行っているわけではなく、テレビに天皇陛下が登場されるとは限らないからです。

このように、そもそも『祝日』と『祭日』は違うものという理解があると使い分けはそれほど難しくありません。

まとめ

祝祭日と一括りにしてしまうことが多い『祝日』と『祭日』も意味がわかれば怖くありません。

法律で定められているのが『祝日』であり、休日になっています。それに対して宗教上の祭祀を行う日が『祭日』であり、その一部が『祝日』になっているのです。

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