文章を書く際に欠かせない括弧ですが、上手く使い分ける方法をご存知でしょうか?会話の部分はもちろん、どのように括弧を使用すれば読み手に伝わりやすくなるのかを悩む人もいるようですね。
そこで今回は「括弧の使い分けとは?」や種類・使い方、ポイントや注意点について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
このページの目次
括弧の使い分けとは?
括弧の使い分けは、目立たせたいかそうでないかによって種類を変えることが大切です。上手く括弧を使い分けて、見やすい文章を書いてみてください。括弧の使い分けについて解説します。
【隅付括弧】は目立たせたいときに使用
隅付括弧は目立たせたい情報を記載する際におすすめで、実例は以下のとおりです。
- 【至急】ウェブデザイン変更のお願い
- 【9/2〆切】記事作成のリマインド
- 【お知らせ】
- 【ご確認お願い】
- 【科研費・補助金】
隅付括弧は黒い部分が他の括弧よりも多いので、目につきやすくなります。用件を端的に示す表現を隅付括弧の中に書くことにより、本文を読まなくても大体のメール内容の把握が可能です。
(丸括弧)は目立たせたくないときに使用
丸括弧は、目立たせたくないときに使用すると良いでしょう。丸括弧を使った実例は、以下のとおりです。
- 先に1階のホール(正面の玄関入ってすぐのところです)に集合してください
- 伺う際には事前に連絡しますのでご安心ください(急には来ません笑)
丸括弧は会話以外の説明や叙述の部分に使用すると、冗長となる情報をまとめることができます。複雑になる情報や、わざわざ書くほどでもないことなどは、丸括弧を使用すると良いです。
括弧の種類や使い方を紹介
豊富にある括弧の種類や使い方を知りたくないですか?さまざまな括弧を知ることで、より良い文章が書けます。括弧の種類や使い方を1つずつ見ていきましょう。
括弧の種類
括弧の種類である主な名称と記号は、以下のとおりです。
- 括弧(かっこ):()
- かぎ括弧(かぎかっこ):「」
- 二重かぎ括弧(にじゅうかぎかっこ):『』
- 角括弧 (かくかっこ):[]
- 隅付き括弧 (すみつきかっこ):【】
- 亀甲括弧(きっこうかっこ):〔〕
- 山括弧(やまかっこ):〈〉
- 波括弧(なみかっこ):{}
- シングルクォーテーション:‘’
- ダブルクォーテーション:“”
括弧類の使い方に正式な決まりはなく、大体のルールがあります。読み手が混乱することを避けるために、ある程度のルールを把握しておくことが大切です。
括弧の使い方
括弧の主な使い方は、以下のとおりです。
- 丸括弧():説明の補足や注記
- かぎ括弧「」:発言の提示
- 二重かぎ括弧『』:名称の提示
引用は「」・“”・‘’などを使用し、文中に補足説明をつける場合は〔〕・[]が使われます。文章内に強調したい部分がある場合は、「」・“”・‘’を使うと良いでしょう。
また、特別な扱いや強調する語句を示すときに、山括弧〈〉や二重山括弧《》を使用することがあります。
括弧を使う際のポイントや注意点
括弧を使う際のポイントや注意点は、以下のとおりです。
- 括弧は全角で使う
- 括弧内の文末に句点を打たない
- 文末の括弧は句点の前か後ろに置く
- 括弧の使いすぎに注意する
- 括弧は「対」で使う
文章を書く際の括弧は、全角で使うのが印刷業界の通例です。基本的に括弧内の文末には句点を打たないルールがあります。
括弧は使用する目的によって位置が変化したり、多用すると読みづらい文章になったりするため注意が必要です。また、始めと終わり括弧のどちらかが半角にならないようにしましょう。
まとめ
今回の記事では「括弧の使い分けとは?」を中心に種類・使い方、ポイントや注意点についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
括弧の種類の多さに驚きましたが、上手く使い分けることで読みやすい文章が書けるようですね。括弧の使い方に正式な決まりはないため、大体のルールを守って執筆しましょう!