なんて呼んでる?『デニム』『ジーンズ』『ジーパン』の違い

ジーパンと聞いて即座に思い浮かぶのは、青い色のズボンではないでしょうか。では、デニムにジーンズと言われたら何が浮かぶでしょう。やはり、青い厚手の生地が一番馴染み深いのではないでしょうか。この3つの単語の明確な違いをご存知の人はどのくらいいるでしょうか。

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『デニム』

デニムは、セルジュ・ドゥ・ニームというフランス語でニーム産のサージ生地が語源とされている素材の名称です。色はインディゴと呼ばれる藍色で、染色加工をしていない糸を合わせて、綾織りと呼ばれる技法で織られている厚地の布をさします。

生地の表面をじっくりと観察してみると、タテ糸とヨコ糸が規則正しく織り込まれているのが確認できるでしょう。織り目や、使用するタテ糸やヨコ糸を変えることで織り目に変化をつけ、異なる種類のデニム生地が作られています。

生地の厚みは、日本ではあまり日常で使う単位ではありませんが「オンス」と呼ばれる単位が用いられ、1平方ヤードの生地の重さを表しています。ですから、オンスは生地の厚味を表しているのではなく、面積の重さを表していことになりますね。

素材は綿で丈夫なため、作業着やカバン、靴などにも使用されることが多いのではないでしょうか。近年では加工技術が向上しており、綿以外にも麻、レーヨン、シルクといった素材を使い、様々なニーズに合わせたデニムも生産されています。

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『ジーンズ』

ジーンズは、藍色のデニム生地で作られていることが多いため、藍色デニム=ジーンズ・ズボンと考えている人も結構いるのではないでしょうか。

デニム生地だけではなく、その他の綿生地や厚手のニット生地から作られたカジュアルなズボンや衣類全般の総称です。ファッション通ならご存知の「チノパン」もその一種とみなされています。

語源はフランス語の「Genes」といわれ、それがアメリカに渡り英語風に「Jeans」と呼ばれ、広く知れ渡ったというのが有力で、納得のいく説ではないでしょうか。最後尾の「s」は複数形を表し、「パンツ」という意味が含まれており、「Jeans」と聞けばイコール「パンツ・ズボン」になったと想像できるでしょう。

最近ではファッションと称し、わざと穴をあけたり、やすりなどで傷を付けたり、何度も洗って生地にダメージを与える加工や、刺繍を施してある製品が出回っていますが、通常の生地より耐久性が落ちてしまうこともあるようです。ジーンズは作業着として、ファッションアイテムとして幅広く活用できる優れものですよね。

『ジーパン』

ジーパンは英語のように聞こえますが、「ジーンズ」プラス「パンツ」から作られた和製英語で海外では通じません

その他にある有力な語源は、戦後日本に駐在するアメリカ兵のことをGIと呼び、彼らが履いていたジーンズをGIの履いているジーンズ、略して「Gーパン」になったともいわれています。どちらにしても和製英語であることに変わりはありませんね。

もともとは、ジーパンはアメリカでゴールドラッシュ時代に鉱山で厳しい労働に従事していた人達に、丈夫な生地でできたズボンを求められ、仕立て屋が作業着として生産・販売したのが始まりとされています。そこから時代を経て、映画俳優が映画で着こなしたりするなど、男女を問わずファッションアイテムとして広く普及されていきました。

現代でもヨーロッパではジーパンを警官の通常制服として採用したり、建設現場の労働者たちの作業着として幅広く活用されています。日本では1950年代に初めて輸入され、グループサウンズの歌手たちやテレビスターたちに愛用され、作業着よりファッションアイテムとして長く愛されていますよね。

まとめ

3つの言葉の違いは微妙ですが、ひとつとひとつ調べると生地そのものや、ファッションの歴史に触れることができ興味深いですよね。おしゃれなデニム生地のジーンズをファッションや日常生活に取り入れて、ぜひ楽しんでください。

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