同じじゃない?『降水量』と『降雨量』の違いと使い分け例

天気予報などでよく耳にするのが『降水量』と『降雨量』です。

どちらも天気に関することで雨の降った量を表すであろうことは想像できますが、明確に区別できる人は多くありません。この二つの違いはどのようになっているのでしょうか。

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『降水量』

  • 意味 :降った雨、雪・あられ・ひょう・霜がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ。
  • 使い方:おとといの降水量は100mmと、大荒れの天気だった。

『降水量』とは降った雨や雪、あられ、ひょう、がどこにも流れ去らずにそのまま溜まると仮定した場合、どのぐらいの深さになるのかを表します。単位はmm(ミリメートル)です。

雨だけでなく大気から地中に落ちてくる水分全てを含みます。例えば一時間あたりの降水量が100mmならば、雨なのか雪なのか、それともあられなのかはわからないけれど、降ってきた水分がそこに残り続けた場合、水面から地面までで10cmの深さになるということです。

実際に計測する際には1m×1mの水槽を用いてそこに溜まった水の量を計測します。雨以外の雪・あられ・ひょう・霜を含むため、冬の時期は降雨量ではなく、こちらの指標を使った方がより正確だといえるでしょう。

1時間あたり20mmを越えてくるとどしゃぶりだと人は感じます。一つの基準となるので覚えておくとよいですね。

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『降雨量』

  • 意味 :振った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ。
  • 使い方:明日の一時間あたりの降雨量は40mmと荒れるだろうから、外出しないほうがよい。

『降雨量』は『降水量』とは違い、雨以外の雪・あられ・ひょう・霜を計測に含みません純粋に降った雨のみで計測されます。単位は降水量と同じくmm(ミリメートル)です。

降水量との意味的な違いは、大気から地中に落ちてくる水分の中に雨以外を含むか含まないかだけです。同じように降雪量は雪のみで計測されます。ニュースなどではあまり聞くことのない言葉ですが、歴史的な大雨が降るなどして雨の激しさを強調したい場合に用いられることがあります。

単純に雨量と表されることもありますが、これは前述した降水量との違いを分かりやすくするためです。降雨量はその測りかたから降水量の数値を超えることはありません。雨の激しさが増すにつれて数字が大きくなることや、一時間当たりや一日あたりの数値が用いられるのも降水量と同じです。

雨のみに着目していることが最大の特徴です。

『降水量』と『降雨量』の使い分け例

『降水量』と『降雨量』の違いは、大気から地中に落ちてくる水分に雨以外の雪・ひょう・あられ・霜を含むかどうかという点に着目しておくと良いでしょう。

  • 一時間あたりの降水量10mmは一時間に地面から1cm「水」が溜まるほどの「水分」が降るという意味になります。
  • 一時間あたりの降雨量10mmは一時間に地面から1cm「雨水」が溜まるほどの「雨」が降るという意味になります。

また、一時間当たりの降水量が10mmなのに、一時間当たりの降雨量が20mmというように、降水量の数字を降雨量が超えることはありません

基本的には『降水量』と『降雨量』のどちらを使おうと、降水量と降雨量の数値には差がほとんどないため、どちらを使おうと生活する上では問題ありません。なぜならば大量の雪が降る季節や地域は限られているからです。

しかし、季節が冬の場合や一年間を通して大量の雪が降る地域に住んでいる場合は、大量の雪が降ることにより降水量と降雨量との間に大きな差がうまれる場合があるので注意して区別する必要があります。

まとめ

主に雨の降る量をあらわす『降水量』と『降雨量』は漢字だけでなく、その意味までほとんど同じなので紛らわしいと感じてしまいがちです。次のように区別しておくとよいでしょう。

  • 降水量:大気から降るすべての水分
  • 降雨量:大気から降る雨

いつくるかわからない緊急事態に対し情報を正しく理解するためにも、降水量と降雨量の違いは明確にしておきましょう。

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