働き方でよく耳にする『契約社員』と『正社員』ですが、正しく理解できているでしょうか?
正社員になれない人が、契約社員になっていると認識をしている人もいるようですね。
そこで今回は「契約社員と正社員の違いは?」や、意味の違い・使い分けについて調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
このページの目次
契約社員と正社員の違いは?
契約社員と正社員の違いを知っていますか?両者の定義を理解することで、より良い働き方が見つかるでしょう。「契約社員の定義」と「正社員の定義」について紹介します。
契約社員の定義
契約社員の定義は、雇用期間に定めのある有期労働契約を結んで働く労働者のことです。労働契約期間は法律で最長でも3年と定められており、1年で契約更新を行うケースが少なくありません。
契約期間満了後は「継続」と「終了」のどちらかとなり、続ける場合はそのまま更新するのが一般的です。契約を終了する場合は1か月前までに通告され、退職扱いとなります。社会保険は、労働時間や賃金などの各種要件を満たせば加入可能です。
正社員の定義
正社員の定義は、期間の定めがない無期雇用契約で雇われ、フルタイムで働く労働者のことを指します。直接雇用であることから、採用後に雇用期間の更新はなく、継続して働き続けることが可能です。
正社員は任される仕事の責任や、領域などが大きい特徴を持っています。また、毎月の給与だけではなく、賞与や退職金などの手当を会社から受け取れる点がメリットです。
契約社員と正社員の意味の違いは?
契約社員と正社員の意味に違いがあり、異なる点は以下のとおりです。
- 雇用形態
- 業務内容
- 給与
2つの違いを確認することにより、働き方を見直すきっかけになります。契約社員と正社員の意味の違いについて紹介するので、参考にしてみてください。
雇用形態
契約社員と正社員の違いは雇用形態であり、前者は有期で雇用期間は最長3年・後者は無期で期限はありません。契約社員は契約期間満了時に「雇い止め」や「更新拒否」などで本人の望みに関わらず退職させられるリスクがあります。
正社員は会社が倒産したり、自主的に退職を願い出たりしない限りは働き続けることが可能です。正社員は安定した経済基盤があると認識されるので、個人的に商品やサービスなどに申し込んだり、賃貸や保険などの契約を結んだりする場合は有利でしょう。
業務内容
業務内容は、契約社員と正社員の違いです。契約社員は任される仕事の範囲や内容などが契約で決まっているため、裁量権のある業務はあまり任されません。
一方で正社員はスキルやキャリアを積んで責任のある業務に就き、多様な仕事を経験します。転勤や異動があり、入社した部署とは違うエリアで働く可能性を認識しておいてください。
給与
毎月の給与は、契約社員と正社員で異なるのが一般的です。正社員は昇進や昇給があることが多く、それに伴い給与も上がる可能性があります。一方で契約社員は昇進や昇給はないため、給料は当初定められた金額のままです。
給与査定が契約更新の際に実施されると、初めの契約時よりも給料がアップすることがあります。契約社員と正社員は、雇用契約書で定められた給与を受け取れる点では同じですが、昇進や昇給の有無に違いがあることを知っておきましょう。
契約社員と正社員の使い分けを紹介
契約社員と正社員の使い分けを、知りたくないですか?それぞれの良い点を確認することにより、自分に合った働き方を見つけましょう。契約社員と正社員のメリットを紹介するので、上手く使い分けてみてください。
契約社員のメリット
契約社員のメリットは、以下のとおりです。
- プライベートと仕事の両立がしやすい
- 多くのスキルや経験が得られる
- 勤務時間を調整できる
- 希望の場所で働ける
契約する時点で業務や責任の範囲が明確に決まっている契約社員は、特定の業務に没頭してスキルを磨きやすいメリットがあります。比較的簡単に入社でき、ライフプランに合わせて仕事ができるため、ワークライフバランスを取りたい人向きの働き方といえるでしょう。
正社員のメリット
正社員のメリットは、以下のとおりです。
- 収入が安定している
- キャリアアップのチャンスがある
- 社会的信用度が高まる
- 福利厚生が充実している
正社員は雇用期間が定められておらず、長期間働くことが前提。任される仕事の責任や裁量などが大きく、キャリアアップのチャンスがあります。成果を出せば評価につながるので、昇給や昇格で収入を増やしたい人向きの働き方です。
まとめ
今回の記事では「契約社員と正社員の違いは?」を中心に、意味の違い・使い分けをご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
契約社員と正社員は雇用形態が違うことに驚きましたが、それぞれの良さがあるようですね。両者の違いを十分に理解した上で、自分に合う働き方を見つけましょう!