『はかる』正しく使い分けできてる?!違いや漢字の使い分け例も紹介

『はかる』正しく使い分けできてる?!違いや漢字の使い分け例も紹介 雑学系

「はかる」という言葉に、様々な漢字が使われていることをご存知でしょうか?はかるものによって意味が変化したり、使い分けが必要になる場合は難しく感じる人もいるようですね。

そこで今回は「はかる・使い分け正しくできてる?意味を紹介」や漢字に合う言い換えの違いや例を調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。

はかる・使い分け正しくできてる?意味を紹介

はかる・使い分けは漢字が異なると意味が違うため、下記を参考にしてください。

  • 計る:数値を数える
  • 測る:長さや高さ・熱や血圧などの程度を調べる
  • 量る:重さや体積・容量などを調べる
  • 図る:企てる
  • 諮る:意見を聞く
  • 謀る:悪いことを企てる

漢字で表記することにより初めて意味が理解でき、プライベートや仕事などの場面で使い分けられています。計画や計算をするときは「計る」、測定や計測を行うときは「測る」など上手く使い分けることが大切です。

はかる・漢字に合う言い換えの違いや使い分け例

「はかる」の意味を紹介しましたが、漢字に合う言い換えの違いや使い分け例について気になりませんか?言い換えの違いに関する知識を得ることで、表現しやすくなります。同時に使い分け例を参考にして、「はかる」を正しく理解しましょう。

はかる・漢字に合う言い換えの違い

「はかる」は、それぞれの漢字に合う言い換え可能な表現に違いがあります。表現の仕方が分かると、日常生活に活かせるでしょう。漢字別に1つずつ紹介するので、参考にしてみてください。

計る

計るの言い換えは、以下のとおりです。

  • 計測する:機器を使って数値や長さなどを調べる
  • 計時する:競技で所要時間をはかる
  • 目論む:手段について様々な計画を立てる
  • 企てる:計画を実行に移そうとする
  • 判断する:真偽や善悪を見極めて考えを決める

測るや量ると似ている部分があり、図るのように良いことや悪いことも計画を立てる意味で使用されます。

測る

測るの言い換えは、以下のとおりです。

  • 計測する:器械や道具を使用して数値や長さなどを調べる
  • 測量する:機器を使って地表の位置関係や形などを測定して図で示す
  • 測定する:ある数量の大きさを機器や装置を使って調べる
  • 推測する:相手の心の深部まで考えている事に大体の当たりをつける

「計測する」は計ると同様に言い換え可能であり、「測」は元々ものさしで深さを測るという意味。「推測する」は、心の深部をはかるニュアンスが含まれます。

量る

量るの言い換えは、以下のとおりです。

  • 計量する:重さの数量・分量や物の重さなどをはかる
  • 秤量:はかりを使う際に正確で安全にはかれる最大限度の重さ
  • 実測する:物や土地を実際に出向いてはかる
  • 推し量る:相手の計り知れない心の大きさまで考えている事に大体の当たりをつける

「量」は元々、穀物の重さや体積などを測る意味。「推し量る」は相手の心の大きさの部分に至るまで、予測するニュアンスを含みます。

はかる・使い分け例

意味や言い換え表現だけではなく、はかる・使い分け例を確認することが重要です。使い分けを知ることにより、文法や表現の理解を深められます。それぞれの例文を1つずつ解説しましょう。

計るの例文

計るの例文は、以下のとおりです。

  1. プロジェクトの成功を計るためには顧客満足度が重要です
  2. 経済成長を計る指標として国内総生産が使用されます
  3. 業務にかかった時間を計ることで効率化に繋がる

1番目はプロジェクトの成功を評価する抽象的な事柄を表現するため「計る」を使います。2番目は、経済成長を評価するための指標であることから「計る」が適切。3番目は時間を計測するので計るを使用し、測るでも問題ありません。

測るの例文

測るの例文は、以下のとおりです。

  1. 体温を測るために体温計を使用しました
  2. 部屋の長さを測るためにメジャーを使いました
  3. タイムを正確に測るためにアトミック時計が使用されます

1番目は具体的な数値を知るために測定しているので「測る」が適切。血圧や身長などの計測も含みます。2番目は特定の長さを計測するため、メジャーで測定しており「測る」が適切です。3番目は時間や速度を正確に測るため、測定器具を使用しているので「測る」を使います。

量るの例文

量るの例文は、以下のとおりです。

  1. 化学実験で水の体積を量る
  2. この体重計は最大で200kgまでの重さを量ることができます
  3. 計量カップを使って粉の重さを正確に量りました

1番目の液体の体積は「量る」を使用します。2番目は重さをはかりで計測するので「量る」が適切。3番目も2番目と同じく、重さを計測するので「量る」を使用します。

まとめ

今回の記事では「はかる・使い分け正しくできてる?意味を紹介」を中心に、漢字に合う言い換えの違いや例をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

同じ「はかる」でも、様々な漢字があることに驚きましたが、それぞれの意味を理解して上手く使い分けたいですね。使い分け例を参考に、プライベートや仕事の場面で役立てましょう!