知ってる?『共同』『協同』『協働』の意味の違いと使い分け例

「共同」と「協同」と「協働」どれも何かひとつの物事に対して複数の人であたるといった点ではよく似ているように思えますよね。ところでこの3つの単語の違いを明確に説明はできますか?

今回はこれらには一体どんな違いがあるのかを説明していくことにしましょう。

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『共同』

  • 意味 :二人やまたそれ以上で一緒に取り組むこと、結びつくこと
  • 使い方:-風呂があるアパート、-募金に協力する

このように、立場が対等である者同士が力を合わせて何かの作業や事を行う際にはこの「きょうどう」を使用します。他には同じ条件や資格で結びついたり関わりがある場合に使用されることがあります。

例えば「きょうどう」トイレであればそこを利用する人は同じアパートの住人であったり、はたまた町中であれば誰が使用してもかまいませんよね?

「きょうどう」墓地であれば、その墓地で眠る人に大きな差はなく、その墓地を選んだ人間全て対等に使用することができますしそこに眠る方の家族は皆お墓参りができる資格があります。このように立場や資格に関係なくそこを利用する人間全てが同じ条件で利用することができる場合には「共同」といった言葉を使います。

誰もが平等に利用できる「きょうどう」の施設。同じ立場で行ったものを「きょうどう」開発といったように、「共同」すること、し合うことに対してはそこに関わる全ての人が平等であるといった考え方ができるでしょう。

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『協同』

  • 意味 :力や心を合わせて助け合いながら仕事をすること
  • 使い方:-組合を組織する

こちらは前者の「共同」とは違い、お互いに協力しあって仕事をするといった精神的な面を強調する際に用いられることが多くあります。

「きょうどう」組合といえば、業者は事業のために、消費者は生活のために、それぞれの改善を図っていこうといった目的のために組織された団体であり、その目的に向かって皆が確固たる意志を持ち助け合って仕事をしています。

また「協働」の漢字から推測するに何ら意味の違いはないんじゃないの?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、「協同」での取り組みにはそれぞれの役割分担がそもそも決まっているものが多く、それぞれが一つの目的に向かって皆で協力し合っているようなスタイルを想像してもらえるとわかりやすいのではないでしょうか。

そう考えると更に大きな違いとして「共同」は複数の同じ立場の人が一緒にものごとを行うことや場所に使用し、「協同」は複数の人はそれぞれの役割分担をした上で仕事をすることといったような言葉の意味の違いが見えてきます。

『協働』

  • 意味: 協力して働くこと
  • 使い方:-学習、-事業

先ほども述べたように同じ目的に向かって働きかけるといった意味では「協同」とあまり差はないように感じられますが、「協働」はまさに一致団結!それぞれが得意な分野で活躍したり、それぞれが一致団結、行動を共にする中で各々が活躍するような意味合いで使用されることが多いようです。

「協同」との違いを簡単に言い換えるとすると、個人プレーながらも皆で目標を目指す短距離走選手と一致団結して働きかけるチームプレイのリレー選手といったところでしょうか。

例えば「協働」が使われる言葉として、「きょうどう学習」があります。どの「きょうどう」でもいいじゃないかとおもわれるかもしれませんが、この場合学習者がお互いに協力しながら共通の学習目標などを達成することを指します。学習発表会のグループ学習やクラス全員で100点!といった目標を掲げて取り組むことでしょう。

また、「きょうどう事業」の場合、福祉や防災、地域振興といった地域が抱える問題点を市民と地方公共団体が協議し合って役割を分担し、解決していく取り組みのことを指します。

まとめ

今回は「共同」と「協同」と「協働」の意味の違いについて解説してきました。

  • 共同:同等の立場や資格を持つ者同士が取り組む
  • 協同:それぞれが互いに協力し合うといった精神を持ち事前に決められた役割を担い働く
  • 協働:団体で協力し合って一致団結し働く

この3つの漢字を使い分け、また文章の中でもこの「きょうどう」はこんな意味だな、ニュアンスだったなと考えながら読むと更に深くその文章を知ることができるかもしれませんね。

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