パスタと言えばボロネーゼやミートソースを思い浮かべるかもしれませんが、両者の違いをご存知でしょうか?トマトやひき肉を使う料理である点は同じですが、詳細までは分からない人もいるようですね。
そこで今回は「ボロネーゼとミートソースの違いを紹介」や、発祥国について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
このページの目次
ボロネーゼとミートソースの違いを紹介
ボロネーゼとミートソースの違いを紹介の内容は、以下のとおりです。
- ボロネーゼとは?
- ミートソースとは?
- ボロネーゼとミートソースの違い
ボロネーゼとミートソースの異なる点について、紹介しましょう。
ボロネーゼとは?
美食の街として有名な、イタリアのボローニャで誕生したボロネーゼ。フランスの煮込み料理「ラグー」をもとに、挽き肉を煮込んで作られています。ボロネーゼの主な材料は、以下のとおりです。
- 粗く挽いた牛肉のパンチェッタ
- 玉ねぎ
- にんじん
- セロリ
材料を炒めてトマトやブイヨン、赤ワインを加えて煮込みます。ボロネーゼには平打ちパスタのタリアテッレが使われ、粗挽き肉がよく絡むため相性が良いようです。
ミートソースとは?
ミートソースは、アメリカに伝わったボロネーゼが手軽に作れるようにアレンジされた料理。ミートソースに使用されるのは、細かく挽いた牛と豚の合い挽き肉であり、作り方は以下のとおりです。
- 挽き肉と野菜を炒める
- トマトケチャップ・ウスターソース・砂糖を加える
- 材料を煮込む
甘みがあり、親しみを感じさせる味わいが特徴のミートソース。細かい挽き肉でも麺に絡みやすくするためには、細長いパスタにかけると良いでしょう。
ボロネーゼとミートソースの違い
ボロネーゼとミートソースの違いは、以下のとおりです。
- ボロネーゼはロングパスタ「タリアテッレ」と粗ひき肉を使用
- ミートソースは細長いパスタ「スパゲティ」と細かなひき肉を使用
ミートソースはボロネーゼをアメリカ風にアレンジしたものであり、日本で洋食店や喫茶店などで提供したことにより家庭料理の定番となりました。両者の基本的な材料はほぼ同じですが、ミートソースに赤ワインや生クリームなどを使うことは少ないようです。
トマトケチャップやウスターソース、砂糖などを加えて甘みが強いミートソースに仕上げます。
ボロネーゼとミートソースの発祥国はどこ?
ボロネーゼとミートソースはどこで誕生したのか、気になりませんか?両者の生まれた場所を探ってみてください。「ボロネーゼの発祥国」や「ミートソースの発祥国」について紹介しましょう。
ボロネーゼの発祥国
ボロネーゼの発祥国はイタリアの都市「ボローニャ」で、イタリアンパスタの中でも最も有名なソースの1つとして世界中で親しまれています。イタリア語でボロネーゼは『ragù alla bolognese』(ラグー・アラ・ボロネーゼ)であり、意味は「ボローニャ風の」です。
シンプルだったパスタ料理に、ボローニャの富裕層がアレンジを加えたものがボロネーゼの始まりと言われています。フランスの煮込み料理「ラグー」をもとに、肉や野菜・ワインなどの材料を使って作られました。
ミートソースの発祥国
ミートソースの発祥国はイタリアではなく、日本独特のメニューです。イタリア移民がアメリカへ持ち込み、進駐軍が日本に取り入れて好みの味にアレンジしました。ミートソースはイタリア料理「ラグー」が、アメリカで独自の形に進化して日本へ伝わったと推測できます。
ミートソースは日本の洋食の定番で、缶詰やレトルト食品なども販売されており、子どもにも人気のメニューです。
まとめ
今回の記事では「ボロネーゼとミートソースの違いを紹介」を中心に、発祥国についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
ミートソースがイタリア発祥ではないことに驚きましたが、日本独自にアレンジされたメニューのようですね。ボロネーゼとミートソースの違いを理解し、より美味しくいただきましょう!